「惨敗」という結果しか知らなかったJ1第19節。対ジュビロ磐田戦。
(ほら、広島いたから・・・まさよしくんの方が、ね)1-3という結果だけを手に入れて、それ以外のことは知ろうともしなかったのだけれど帰宅してからあれこれ読むと、なんか壮絶なゲームだったらしい・・・
何よりも「羽生がピッチの上で号泣した」という情報に、何があったんだぁ??????例のSRさんについてはいつものことだろうけれど、それ以外に何が?そして、羽生の泣いてるとこ・・・見たい。
ってことで、本日放送されていたJsports1のこの試合を見ることにしました。解説の桑原さんの「おっしゃるとーり!!!」のきついお言葉に、却って愛を感じてしまう私です。
曰く
「ディフェンスはいるけど、ついてない」・・・ほんとにね。いるんだよ。画面には入っているの。でも、相手の選手にもう2歩、寄らなくちゃいけないところで見てしまう。前に出なきゃいけないところを、後ろから行ってしまう。(だからファールを取られる)
そして残り10分で2失点。1-3の敗戦。ジュビロに対してはほんと久しぶりの敗戦。そしてジェフとしても久しぶりの連敗。しかも、無様な。
見たかった羽生の号泣のシーンは、見事にカメラに捕らえられていました。ストヤノフが羽生を体ごと抱きかかえるようにして、おでことおでこをくっつけるようにしてなにやら羽生に話していたのが印象的でした。ストヤンが日本語を話せるのか、羽生がドイツ語なり英語なり理解できるのか、そんなことふっ飛ばして心で話していたのかはわからないけれど(ジェフファンとしては)涙なくしては見られないシーンでした。
日本代表に呼ばれたとき「羽生って、誰?」って感じの報道が多かったけれど、姉崎に練習見に来る人の中で一番多いのは(私が見る限り)22番のレプリカ着た人なんだぞ!「ああ・・・、涙ですね」実況の大庭さん。
「泣けるくらい悔しがれるうちは、大丈夫です」解説の桑原さん。
お陰さまで今節は無事勝てました。内容はともかく、勝ちが選手に落ち着きを与えてくれると信じています。20節の福岡戦では、羽生が自らのゴールに笑顔を見せ、キャプテン阿部が終了後安堵の涙を流したとか。
WIN BY ALL!皆で勝って行こうね。皆でジェフを好きでいようね。自信を持って、胸を張って自分のプレーをしていこうね。
で、その羽生らを含めた日本代表4人についてのお言葉。
それと代表に選手を送り出すことが必ずしもメリットとは言えない状況になってはいるけど、ジェフの選手が選ばれればそれでも嬉しく思います、私は。こないだ選ばれた4人は、やっぱり見せびらかしたくなる選手たちなので。ぐるっと千葉スタッフブログからの引用です。
見せびらかしたくなる。これがね、ほんとに私の気持ちと(他のJEFサポも一緒かな?)一致するんです。観客動員少なくて、宣伝広告費も十分じゃなくて、世間的には「ジェフって誰かイケメンいるのぉ?」くらいの扱いだったのが今や、注目の的。それでも、派手なプレーがあるわけじゃないし、イケメンがいるわけじゃないし(阿部は。。。好みによると思います)ナビスコ優勝しても一般の人々にはなんらインパクトがなかったジェフがここまで注目される嬉しさ。だから「こんな選手だっているんだよ」「今まで知らなくて損したと思わない?」くらいの勢いなんだなあ・・・貧乏性でしょうか?
Numberの9/7号にオシム監督の奥様のインタビューが載っています。
もっとも印象に残っている夫の試合ですか?(略)日本に来てからの試合では、昨年のナビスコカップ決勝です。同じPK戦ですが(笑)。優勝したという結果ももちろん素晴らしいものですが、それ以上にあの試合は、イヴァンが選手に教えたことが、すべて生きていたという意味で嬉しいのです。イヴァンはいつも、選手が学んでくれることが何よりも嬉しいと言っています。(略)彼はモダンで美しいサッカー、観衆が観て美しいと思ってくれるサッカーが好きです。そして日本が大好きです。
今号は阿部×巻の対談もあったりして読み応えたっぷりです。どれだけすばらしい人がジェフの監督であってくれたか、そしてその3年半でどれだけ日本のことを好きになってくれたか。(1964年から親日家ではあるんだけどね)イビチャ・オシムを日本代表監督に送り出したのはジェフ市原・千葉だ。それだけは・・・自信を持っていえる。
最後は
Sportiva (スポルティーバ) 2006年 10月号。これも上のNumberと同じオシム特集。表紙もオシム監督で同じ。そこで語られるのは再び、日本に対するオシムの愛情。
ハジアブビッチが再び言う。「(略)それよりも私は再び代表監督を引き受けてくれたことが嬉しいのだ。ユーゴが崩壊してからは、もうどの国の監督も引き受けないと思っていたのだから・・・・・・。日本人は幸せだと思う。14年ぶりに引き受けた国が日本・・・・・・。我々も応援しなきゃいけないだろうな」
本当になぜ、引き受けたのか?オシムとはクーム(仲人)同士のスマイロビッチに聞くと、「はっきりと一言で言えば、日本に愛情を持っていたからだ。3年間日本に滞在するうちに心底サポートしたいと考えるようになったのだろう。私の知る限り、日本よりも強い欧州の列強からのオファーは断っているのだから。」
3年のうちに日本を心底サポートしたいと思わせたのは、ジェフの選手、スタッフ、そしてファン・サポータだと信じていいよね?私はなんも出来なかったけれど、スタジアムに足を運んだサポーター、毎回成田までお見送り、お出迎えに出かけたサポーターの熱意も「日本に対する愛情」を生んだ一因だと、信じていいよね?