AugustaCamp感想その3全力中年編
山崎まさよし♪積み上げたキャリアぶっ壊して
♪お酒で体ぶっ壊して
♪絡みつくのは加齢臭
「あれ、意外にうけたな」
そんなことに受けさせてどうする?!
えと。インターミッション15分の後の後半戦トップバッター山崎まさよし。
衣装に凝っている山崎バンド…凝っている、凝っている、凝っているのか?ゲンちゃん特攻服。キタローさんサンタクロース。まさよしくん浴衣尻っぱしょりで、真っ赤な股引、玉絞りの手ぬぐい頭に巻いて…熊のお面。札幌で手に入れたらしいこの熊のお面。かなりお気に入りらしい。スタッフブログにも会報にも載っている。しかし、そのお面付きでOnemoreを歌われても(~_~;)
♪ほしいものなどもう何もない
♪君のほかに大切なものなど~~~~~~!!!!
エレキのOnemore。声張り上げて、ちょっと音程不安定で、目一杯汗かいて歌って…熊だよ。カメラがさ。スクリーンに映る姿を何とか編集しようとしているらしく、おでこから上は映さないとか肩の辺りだけを映すとかさいろいろやってはいたけれど、熊だよ。
Tシャツにジーパンでいいから。甚平でもまだ許す。ふつーにやろうよ。ふつーにさ。
セットリストは。
登場しながらウクレレで「Daydream Believer」
サブステージでゲンちゃんキタローさんに「祭りで、って言ったでしょ?」って突っ込んだ後「さらば恋人」
「OnemoretimeOnemorechance」
「ガムシャラバタフライ~××しようよ~ガムシャラバタフライ」
「ADDRESS」
「晴男」
途中で洋楽(私の知らない曲)がどこかに差し込まれたんだけれど、よく覚えていない。ごめんなさい。
「××しようよ」は嬉しかったなあ。
99年、初めてのYMAC。札幌芸術の森でのあの気持ちよかったライブ。1万人なんて規模ではなくて8千人くらいだったかな?緑に囲まれた芝生席ではだしになってまさよしくんの初野外を楽しんでいました。セロリに続いて演奏されたのはこの「××しようよ」。凄く凄く印象に残っている。…それを再びこの日に聴けるとは。
山口でアマチュアとしてライブをやっていた頃のオープニングの曲だったとか。初心に返って「はばかりながら やらせてもらうよ」「誰に遠慮することなく そろそろピ~しようよ!」。それを「あれやこれやどれやそれやなんやかんやゆわれたかて これしかないよ」ってやってのける。
心意気ってやつを感じました。頭の外側がぐるぐるになると頭の中もぐるぐるになる、とは穂苅さんのお言葉ですがいい感じにぐるぐるになった頭と心が好きです。他の誰がどうでも、スキマが売れようと秦がうまかろうと自分のゆるぎないものを持っているあなたが好きです。(でもさ、本当に衣装は普通でいいから。普通で、ね。)
「ADDRESS」音取りづらいのかな?て思いました。♪手を伸ばしてぇ~ のところが凄く好きなんだけれど、いまひとつ伸びにかけているような気がしました。(それにしても去年の夏前に出たこの曲が「新曲」だよ。開演前のPVは秒速5センチメートルのものだし。早く出せよ新曲。またアルバムなしでツアーか?)
最後は「晴男」。太鼓隊が登場して目一杯盛り上げてくれました。でもこれ本当にきっちりリハやらないと合わないだろうなって思って「ちゃんと仕事してるのね」って目頭が熱く…はならなかったけど、安心しました。ゲンちゃん繋がりなんだかどうかはわからないけれど「今まで通り」ってのは絶対しないまさよしくんの姿勢が如実に現れたアレンジだったと思います。気心の知れた二人と6曲やるんだから楽に済まそうとしてもみんな満足して帰ると思うんだよ。我々オタはいつもの曲をいつものまさよしくんの声で歌ってくれるだけで幸せなんだもの。
でも、それじゃ本人がいやなんだろうね。昨日と違う今日があるから、今日と違う明日があるから生きる意味がある。音楽をやる甲斐がある。……まあ、そんなことまで考えてるかどうかはわかんないけど「前とおんなじ」は、いやなんだって事は十分わかる。来年、何してくれるの?どんな風に私たちを驚かせてくれるの?とてもとても楽しみです。衣装は普通でいいからね、衣装は。