新井素子「ダイエット物語・・・・・ただし猫」発売記念トーク&サイン会

読書
08 /09 2016
いやあ、体操男子団体金メダル! よかったですねえ(*^。^*)
そんで、その瞬間を職場の(!)テレビで見たワタクシは今はもうかなりお眠なのです。
でも夕べのことを書きたい、お伝えしたい気持ちもあってですね。

折衷案。
今日は、キーワードだけ書き出しておきます。明日以降その詳細を書き加えていくっていうことにしたいと思います。なんじゃそりゃ? って思うキーワードがあったら突っ込んでください。昨日あの場にいた方で「それは違う!」って思うことがあったらお知らせください。
私が出した質問にも丁寧に答えてくださった素子さんに感謝と愛(きゃ(#^.^#)を込めて、できるだけ丁寧に書き出していきたいと思います。


「SFとは、ものをどう見るかである」
蔦屋の方が言ったんです。「猫ズについて悩む陽子さん・・・これはSFだ!」って。
新刊が出るっていうことで出版社の方に聞いたんだそうです。「SFですか?!」って。もうこの時点で「あなたかなりの素子ファンだね」って思ってたんです。出版社の方に「いや、SFってわけでは…」って言われたけれどゲラ(確かにゲラって言ったよね? 本が出る前に読ませてもらってたってことだよね?)を読んだらこれはSFだ!! って^_^;
それにこたえて素子さんが言ったんです。宇宙船が出てくるとか遠い未来の話だとかそういうことがSFではない。ものをどう見るか、視点をどこに置くかでSFになるのだ、って。
物語の筋ではなく、物語の芯に日常ではないなにか、日常とは違った視点があればそれはSFなのだと。
うん。私たちは日々SFを生きているのだよ。 

「句読点は、ブレス記号である」
素子さんの文体がすごく心地よい、と蔦屋の担当さん。
で、旦那さまに読んで聞かせるっていうファンの間では周知のことを話してくれたんですけど、その時におっしゃったんです。読点は短いブレス、句点は長いブレスっていう感じだって。
本を読むときには頭の中で音読をしているともおっしゃってた。
これ、私も全くおんなじで。嬉しくなっちゃったよ。
そしてこのセリフは2つ下のキーワードにつながって行くのですが……

「話し言葉をそのまま書いているわけではない。あの文体は意図的に作った文体である」
話し言葉は主語と述語が離れていいてそのまま書いたらすごくわかりづらいんだそうです。それは確かにそうで。
まれに口述筆記っていう講演会とかをそのまま文章に起こして大丈夫な人もいるけれど、普通は会話をそのまま活字にしたらすごくわかり辛い文章になるのは当たり前のことで。
だからどうしたらその年齢の人が話す言葉で、ちゃんと読み手に伝わる文章にするかっていうことを考えて作った文体があれなんだ、と。主語と述語を近くして、そのためにセンテンスが短くて。3作くらい書いたら何となく形がつかめてきて。あたしの中の…… で10作目くらいだったから、それなりに文体として整っていたと思うんです。と、素子さん。
ちゃんとちゃんと読み手のことを考えている、自己満足のお遊びじゃない「お話を書く」作業。
ただ、しゃべっていることを文にしてもそれは人に読ませるお話にはならない。素子さんの凄さはそういう「最上の読み手」である自分を相手にして客観的な判断と工夫、創作ができるところだと思うんだ。あの当時「同じ年齢の女子ならだれでも書ける文体」って言った評論家さん、すいませんでした! ってお言い!


「自分の文章を読み直すのはあまり好きではない。でも……」
読み直すのはあんまり好きじゃないんですって。下手だな~とか粗が目についちゃって愉しめないんですって。
ところが! 句読点も含めて自分の呼吸で書かれている文章は時にとても気持ちよい。
どんな時か?
そりゃあ
「酔っぱらってるとき」
だそうですよ(^_^;) すっごく気持ちよく読めるんだそうです。
私は酔っぱらってなくても自分の呼吸に一番合った自分の文章読むの…好きです(すいません、文章ナルなんですアタシ)。


「大変な時に、大変だと思うと、大変になる」
これはもちろん、大阪のお義父さん、お義母さんの介護のくだりについての質問への答えです。
「落ち込むこともあったけれど、落ち込んでいると際限なく落ち込んでしまう」から、つとめて大変だと言わないようにしんただそうです。言葉にするってことはその時の状況や心情を反復して(反芻しての方があってるかな?)確認して定着させる作業に他ならない。それでもやっぱり大変なことは大変で愚痴の一つも言いたくなるだろうに、素子んは、素子さんの旦那さんはそれを言わない。
うん、幸せに暮らすための準備はできています…って感じかな? うん。やっぱり素子さんはすてきだ。素子さんを選んで一緒にずっと暮らしている正彦さんは、とっても素敵だ。

で、大阪の信号って赤がすごく長いんだそうです。さすがの素子さんもいらっとするほど。
それがね。

「大丈夫! 私たちは運がいい!!」
ある日、新大阪へ向かうのにタクシーをおごったんだそうです。もう疲れ果てていて…という状態だったそうです。
そうしたら、その長いはずの赤信号が次々と青に変わって、新大阪駅までほとんどノンストップでたどり着けたときに旦那と二人タクシーの中で手を取り合って、握りしめてこう↑言ったんだそうです。
私は運がいいレイディのそして、私の座右の銘。

「私は本を読むために生まれてきたんだ!!!」
楽しいことは何ですか? っていう質問に対する答えです。
「碁だとかいろいろやってみたけれど、やっぱりアタシは本を読むことが好きなんだぁ!!」
だそうです^_^;
すごく非生産的だと旦那様に言われたようですが(そしてそれはご本人も十分自覚しているようですが)やっぱりそれが好き、だそうです。書くことよりも読むことが好き。ジムでウォーキングマシーンに乗って京極夏彦を読める自分が凄い…って、それは自慢になるのかどうか???

「今度の完全版は2年遅れた分すごく丁寧に作りました」
何度もゲラに手を入れて、丁寧に作り上げたそうです。
発売が本当に楽しみです!!

「『あんたは運がいいんだよ。おれとお知り合いになれたんだから』」
これは星へ行く船誕生秘話とでもいうことなわけです。このセリフを太一郎さんが言っているのがイメージできて、このセリフを書くために書き出したのに「星へ行く船」では書くことができなかったという^_^;
竹宮恵子のイラストありの、6回連載の、高校生向けの主人公の成長物語…それをクリアしようとしたらこのセリフは使えなくなっちゃって、「雨の降る星~」でやっと使えたということです。
そんでこのセリフが頭に浮かんだのが池袋駅の改札を出たところ。立教に通っていたころ、だそうです。・・・・・・昭和、ですね。

おまけ
「次の本は、サイコホラー……かもしれない。最初の100枚は全然怖くないんだけど」
おしまいの日みたいな、サイコホラーだそうですよ!! いつ出るのかは・・・明言しませんでしたけど。


ってな感じです。
上から順に書くっていうわけでもないと思いますが、気長にリロードしてくださいませ(^_^;)


「星から来た船」に関してのツイート貼っときますね。
まずは「星へ行く船」シリーズの予約が肝心、と。


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