居酒屋ふじ 原作本講談社文庫 780円

読書
07 /17 2017
お出かけから帰って、ミートでの福耳のライブを観てお風呂入ってちょっとこじゃれた夕飯を摂りつつ読んでいたの。「居酒屋ふじ」を。
酒のつまみの一つとして読んで、夕飯済んだら再びミートの福耳を見て、これ書いて寝るつもりだったの。

でも。

許してくれなかった。

ふじのおやじさんのお話が面白すぎて。次々と起こる「はぁ?!」な出来事とそれを取り巻く人々の在り様が面白すぎて、かっこよくて、哀しくて。
ドラマ第2話は夕べ眠い目をこすりながら取り敢えず見て。この本の前半と同じように軽いタッチで、、抗がん剤をぶら下げながらエロい話をする80過ぎの老人の思い出話とそれにひきつけられたお客さんたちのことが描かれているのだけれど。だから、安心して電車の中で半分くらいまで読んでいた続きを開いたのだけれど。

「この店と出会ったことで僕がどう変われたかはともかく、僕は昔よりも僕が好きになった。相変わらず夢と希望の境は見えないけれど、僕らしく生きていればいつかどんな夢よりも素晴らしい現実に出逢えるかもしれない。そう思わせてくれたのが、この小さな居酒屋とおやじである」(本文より)

帯のように見える部分にかかれた文章。このセミドキュメンタリー(実在の人のお話ですから)どうやってこういう言葉が導き出されるのか…まったく見えていなかったのだけれど。確かに、きっちりとこう思わせてくれるお話でした。

南朋たん主演ドラマの原作だからって買った文庫本だけれど、そんなことをはるかに凌駕して、読んでよかったです。
ここで語られるさまざまな逸話が事実かそうでないかなんてところを超越して、本当に面白いお話でした。
ありがとう、おやじさん。ありがとう、居酒屋ふじ。私たちにこの場所の存在を教えてくれた作者の栗山圭介さんにも感謝をささげます。


テレビドラマ用のセットではなく、本物の居酒屋ふじの写真だそうです。南朋たんたちの表紙はこの上にかけ直してあります。


テレ東のオンデマンドです。おやじさんが死んで2年後の居酒屋ふじです。でもテイストは同じ、感じです。これから先どうなっていくのかは、わかりませんが。

ブライトとSwing Swing Singの感想はまた明日!

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