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再び千葉(幕張)へ デスノートを観に

映画
11 /12 2006
午前中の仕事が思いがけず早く終わったので、そこから映画を見に出かけました。シネプレックス幕張

土曜日だったから「混むかな?」って思ってたんですが、冷たい雨のせいか客足は伸びず。12:30の回は、半分ってところでしょうか?前方ブロックはほとんど空席でした。しかもかなりの数の小中学生。
「いちいち字幕読むな!」
「菓子の袋開けるんならさっさと開けろ!いつまでがさがさやってんだ!」
「途中でトイレに立つんじゃない!」

・・・・・・子どもも見たがるような作品は土日の昼間は避けようと決心した次第です。


で、内容。
これってLの映画なんですね。主演:藤原竜也になっているけれど、どう見たって松山ケンイチの映画ですよね?あ、W主演。そうか・・・でも、作った側の愛情がLの方にちょっと多めにかかっているような気が、したんですが。だって、切ないじゃないですか彼のありようってば。原作を読んでいないので、原作そのもののテイストなのか映画独自のものなのかはわからないんですが、あれは誰が見てもLに感情移入しますよぉ。

Yahooなんかの映画レビューにあるように感動とは行かなかったけれど、最高に面白いミステリーでした。藤原くんの演技には舞台の時の(特にオレステス?)迫力と熱さに通じるものがありましたよ。


原作とは結末、異なっているんですよね?
では、ネタばれになるんでしょうから。続きはこちらで↓






月とLの疑心暗鬼の駆け引き・・・いや、疑心なんてもんじゃないね。確信に満ちたやりとり、駆け引き、心理戦。不確定要素すら自らの懐のうちに入れて勝負に出る矜持。

その駆け引き自体は、とてもよくできたミステリー。宮部みゆきの初期の少年を主人公にした作品(クロスファイアとかパーフェクト・ブルーとか龍は眠るとか)の持つ緊迫感に似ている。死神の目を手に入れたミサミサがLの本名を読み取ったあと、ライトがその名前を確認しようとミサの携帯に電話をすると・・・その電話を取ったのはLで。絶体絶命かと思った後のどんでん返し。しかも、ミサを確保し監禁するL。今度は追い詰められるのはライト。
ミサがしゃべってしまうことを恐れ、デスノートの所有権を放棄するようにーデスノートに関する記憶を失うことー仕向けるライト。そして自らも疑いを晴らすために監禁、監視されデスノートの所有権を放棄するライト。新たなキラを作り出し、その人を追い詰めることで再び自分がデスノートを手に入れて・・・ああもう、どこがどうなっていくのか予想がつかない!


何気ないやり取りすら「なんか絶対裏あるだろぉ?!」って思わせる展開。小道具一つ、本編と関係ないと思わせる場面一つにすら意味があって。原作の発想を生かして、ライトとLの駆け引きと生き様―死に様?―に焦点を当てた脚本の勝利なんでしょうね。
そしてその脚本をしっかり理解して演じきった二人、キャスト。
脚本の世界観を崩さずに虚構の世界を構築しきったスタッフ。
それらがすべて合わさって・・・面白いよぉ。本当に面白かった。


泣きそうになったのは、ライトがその名をデスノートに書かれたときではなくて、やはりLが死んでいくシーンでした。
自らがライトの手で殺されないために、先にデスノートに自分の名を書き込む。○月○日 心不全で死亡―一度書かれた内容は変更がきかないから、そこに書かれた日までは生き延びる。その後に書かれたものに効力は、ない。
そうまでして、まさに自らの命を賭けてキラをライトを追い詰める。ライトを許せなかったからなのか、キラを好敵手として、同族として愛していたからなのか。とにかく彼は、夜神総一郎に感謝の言葉を述べレムに殺されたワタリの写真を手元において逝ってしまうのです。人間らしい表情を浮かべて・・・
ここは、泣きそうになりました。涙がこぼれ落ちる寸前まで行きました。本格的に泣けなかったのは隣の隣に座っていた中学生が号泣していたからです(-_-;) 誰かに先に泣かれちゃうと、冷めてしまう私がいます。


エンディングは「1年後」。(ここの字幕を、その泣いていた女子中学生が声に出して読みやがりました。だーまっとれ!
ライトを愛していたという記憶だけを持って生活を続ける夜神家の人々、弥海砂。(彼女は2回死神の目を手に入れている。その寿命は4分の1まで縮んだわけだけど・・・幾つまで生きるのかな?もっとも、前編のあのシーンで本来は死んでいるはずの彼女。どうやって生きて、死んでいくんでしょう?)
降る雪、東京タワーの周りを飛び回るリューク。
Lのことを覚えてくれている人は、何人いるんだろうね?

もう一度見てもいいかな?と思った映画でした。前後編あわせてDVDになるのはいつでしょうね?でもやっぱり映画館の大きなスクリーンとドルビーシステムで見たい映画ではあります。

ハリウッドでリメークのオファーがあるとかないとか。そのまま持っていってとりあえず流したらいいんじゃない?それで好評ならリメークする。Shall We Dance?みたいにさ。死神、って言う発想が嫌悪感をもたれなければ、だけど。

コメント

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こんばんは。
原作でも私はLが死んでしまった時点でこのお話終わってるんですよねー。
そのくらい、Lの存在感は巨大です。そして二人の駆け引きは息をつけない展開です。

実写版も・・・
へえ。微妙に違うけど似てる。

似て非なる作品・・非だけど似てるといったほうがいいのかな。
実写版、いい具合になってるんですね。前編のTV放送は途中で寝てしまった・・(すんません)ため、ちゃんと観て無いんですが・・後編が地上波に乗ったらチェックしてちゃんと観ようかな。
すごく、あの駆け引きの緊張感が出ていそう!

>後編が地上波に乗ったらチェックしてちゃんと観ようかな。
いやいや"^_^"是非、映画館へ足をお運びください。

他の原作を読んだ方のブログとか見ると、Lが死ぬまでのいろいろなエピソードを上手に繋ぎ合わせてあるそうです。ノートを地中に埋めてミサに掘り起こさせるとか。

もちろん原作とは異なるあれこれもあって。サクラ放送でしたっけ?あの局の女性記者高田清美が第3のキラとして出てくるのですが、これは原作にはないようですね。

前編は「ふーん。こんなお話なんだア」でしたけど、後編は面白いです。よくできたミステリーです。はい。Lの食べるお菓子も(そんなに食べてその体型か?とは思ったけど)なかなかマニアックに凝っていて面白いです。あと、音がね。前後左右からきちんと聞こえるのはやっぱり映画館ですよ。
まだまだ上映中でしょうから、是非!映画館へ!!