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伊参スタジオ映画祭 「深呼吸の必要」編

映画
11 /23 2006
谷原章介、大森南朋はすぐにわかったけれど長澤まさみはエンドロールで名前を見るまでわかりませんでした。
成宮くんと香里奈は、顔はわかるけど名前は出てこない状態。でも、役者の名前に関係なく、いい映画でした。

今回の映画祭で是非見たかった作品がこれで。10:30の上映開始時間に間に合うように4時起きして防寒準備して…その甲斐のある映画でした。
篠原監督の初メガホン「草の上の仕事」に通じるところのある、そして「月とキャベツ」にも通じる映画でした。

一面に広がるサトウキビ畑。刈り取る人、刈り取る手のアップ。ただ風と、キビが刈られる音だけが響く画面。
余計なものが汗と一緒に流れていくのか、登場人物それぞれの顔つきがどんどん締まってくる。精悍になっていく。そして、見事なまでに食べっぷりが、良くなる。ガツガツと。

何が起こるわけでもない。それぞれの小さなエピソードが積み重なって…サトウキビが刈られていく。3月31日。製糖工場の機械が止まる日をリミットとして。

映画の中盤で「深呼吸の必要」というタイトルがついた理由(?)がわかるセリフがある。詩集の方を読んだだけでは当然わからなかったことが登場人物の何気ないセリフで、心の中にストンと落ちてくる。
深呼吸の必要―うん。いいタイトルだと思う。明日また、詩集の方を読み返してみよう。

あのサトウキビ畑。果てしなく続いていた緑の海が、彼らの手によって刈り取られベージュの絨毯に変わっていく。俯瞰でとらえられる畑の変化に、それを刈り取った人々(役者、スタッフ、島の方々)の労働の尊さを思う。-そういえば今日は勤労感謝の日(^^)
エンドロールに出た「宮古島の素敵な人たち」「沖永良部島の優しい人たち」という言葉も私に微笑をくれました。

映画祭だとか、伊参スタジオだとか、そんなことを忘れて魅入ってしまいました。素敵な映画でした。

深呼吸の必要 深呼吸の必要
香里奈 (2005/01/28)
バンダイビジュアル

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