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「名人」川端康成 読了

読書
02 /24 2024
サダヨシの別荘@ネオネラに向かう車中と、ネオネラに着いてからライブが始まるまでの時間で、素子さんの解説まで含めて読み終わりました。
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素子さんの解説は、買ってすぐに読んでいたのですが、あとがきではなくて解説ですから、本編を読み、山本健吉が昭和37年(!)に書いた解説を読んでからでないと、わかんないことだらけで(((^_^;)

囲碁のことをまったく知らないまま読み進めるのは、なかなか骨のおれることでした。最後に載っている棋譜を見ても何が何やら。名人の「敗着」となった白百三十を見つけるだけでも、大騒ぎ。どっちがどう勝ったかとか、どこに石を置いたのかなどは、読んでいる最中には全然イメージできないままでした。
川端康成の書きぶりや言葉遣いも馴染みがないし。

けれど、半ばを過ぎたあたりから「素子さんの解説を読みたい」「新井素子は、この小説をどう読んでいたのか、もう一回じっくり読みたい」って思ったんです。
解説を読むために、小説を読むっていうのも変な話ですが、65歳で引退碁を打つ名人のあれこれを素子さんはどう読み取ったのか、知りたかった。いや、私の読みとどう違ってどう同じか、聞きたかったんです。

(前に一度読んでいるというのにまったく忘れている鶏頭に感謝です(^o^;))

そんで。今日、解説を読んで「ああ、そうだよね」って、うなずきました。「それ、いい!」って、新たな視点をもらいました。すごく素敵な解説という随筆でした。
川端康成の「名人」という作品を通して、素子さんと会話ができた気分です。
邪道、でしょうけれど、「名人」令和四年版新潮文庫面白かったです。


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