2007年02月11日 (日)
「圧倒的に大きな存在を前にしたとき、人は畏れるものだろう。そしてそれは、やがて人生への畏れ、世界への畏れへと変わり、自分自身に返って来る。」
これは、今年度の青少年読書感想文コンクール高校の部文部大臣奨励賞を取った「現実を見つめて」という文書の書き出しです。読んだ本はオシムの言葉―フィールドの向こうに人生が見える / 木村 元彦」。昨日(2月9日)の毎日新聞に載っていました。
この本が読書感想文の課題図書になったと聞いてかなり喜んで、ここでも記事にしたりしました。それはこの本を多くの人が読んでくれて、売り上げが上がって、木村さんもオシム&千葉関連も名前が売れて、認知度が上がって、それなりの金銭的な見返りが期待できると思ったからです。その時はまだ代表監督の話は、身内的四方山話でしかなかったので。
それが、思わぬ形で読書感想文なんかよりはずっと知名度が上がる出来事が起こって、名前は売れたけどジェフは…ってことになって。だから、読書感想文コンクールのことなんかすっかり忘れていたのですが。この感想文を読んで思いました。課題図書に選定してくれた学校図書館評議会というところに大感謝です。
彼女の(宇都宮の高校に通う2年生の女の子です)書く読書感想文を通じて、再び、しかもより深くオシムの言葉に触れることが出来た気がします。彼女は言います。
「そんな“言葉たち”の中で、心に残った言葉がある。「夢ばかり見て後で現実に打ちのめされるより、現実を見据え、現実を徐々に良くしていくことを考えるべきだろう。」私はこの言葉を読み、驚くほど素直に感動した。不定形ではっきりしない夢を見て足踏みを続けるだけの私に、一つの方向性を示してくれた言葉だった。思えば、今の若者たちは私も含め、夢を語るのが好きだ。しかし、未来を夢見るばかりで、今をおろそかにしていないだろうか。夢へ向かうための努力を今、怠っていないだろうか。現実を変える、というオシムのメッセージは、私たちが変わろうとしなければ意味をもたないのに…。」
「なんて単純で、それでいて芯の通った道なんだろう。自分がどんどん小さく、謙虚になっていくのを感じた。今なら私は安心して現実を生きていけそうな気がする。」
夢に向かう努力を、謙虚に現実を見据えてし続ける。改めて、気づかせてくれました。オシムの言葉の、オシム監督という人間のまっすぐなエネルギーと温かみと強さが、彼女のレンズを通して拡大されて目の前に示されたような気がします。
ジェフの選手達に、阿部ちゃんに坂本隊長に、協会の人たちに、すべてのサッカー人に、いえ、すべての「何かに向かう人」に読んで欲しい本だと、改めて思いました。
この本を課題図書にしてくれた人たちに感謝します。そしてこの本を読んでこんな素晴らしい感想文を書いてくれた高校生に感謝します。
関連ニュース
読書感想文コンクール:皇太子さまを迎えて表彰式−−東京会館毎日新聞
内容的には「読書」カテゴリーなんだけれど、心情的にジェフカテゴリです。ごめんなさい。
これは、今年度の青少年読書感想文コンクール高校の部文部大臣奨励賞を取った「現実を見つめて」という文書の書き出しです。読んだ本はオシムの言葉―フィールドの向こうに人生が見える / 木村 元彦」。昨日(2月9日)の毎日新聞に載っていました。
この本が読書感想文の課題図書になったと聞いてかなり喜んで、ここでも記事にしたりしました。それはこの本を多くの人が読んでくれて、売り上げが上がって、木村さんもオシム&千葉関連も名前が売れて、認知度が上がって、それなりの金銭的な見返りが期待できると思ったからです。その時はまだ代表監督の話は、身内的四方山話でしかなかったので。
それが、思わぬ形で読書感想文なんかよりはずっと知名度が上がる出来事が起こって、名前は売れたけどジェフは…ってことになって。だから、読書感想文コンクールのことなんかすっかり忘れていたのですが。この感想文を読んで思いました。課題図書に選定してくれた学校図書館評議会というところに大感謝です。
彼女の(宇都宮の高校に通う2年生の女の子です)書く読書感想文を通じて、再び、しかもより深くオシムの言葉に触れることが出来た気がします。彼女は言います。
「そんな“言葉たち”の中で、心に残った言葉がある。「夢ばかり見て後で現実に打ちのめされるより、現実を見据え、現実を徐々に良くしていくことを考えるべきだろう。」私はこの言葉を読み、驚くほど素直に感動した。不定形ではっきりしない夢を見て足踏みを続けるだけの私に、一つの方向性を示してくれた言葉だった。思えば、今の若者たちは私も含め、夢を語るのが好きだ。しかし、未来を夢見るばかりで、今をおろそかにしていないだろうか。夢へ向かうための努力を今、怠っていないだろうか。現実を変える、というオシムのメッセージは、私たちが変わろうとしなければ意味をもたないのに…。」
「なんて単純で、それでいて芯の通った道なんだろう。自分がどんどん小さく、謙虚になっていくのを感じた。今なら私は安心して現実を生きていけそうな気がする。」
夢に向かう努力を、謙虚に現実を見据えてし続ける。改めて、気づかせてくれました。オシムの言葉の、オシム監督という人間のまっすぐなエネルギーと温かみと強さが、彼女のレンズを通して拡大されて目の前に示されたような気がします。
ジェフの選手達に、阿部ちゃんに坂本隊長に、協会の人たちに、すべてのサッカー人に、いえ、すべての「何かに向かう人」に読んで欲しい本だと、改めて思いました。
この本を課題図書にしてくれた人たちに感謝します。そしてこの本を読んでこんな素晴らしい感想文を書いてくれた高校生に感謝します。
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内容的には「読書」カテゴリーなんだけれど、心情的にジェフカテゴリです。ごめんなさい。
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